デザイン=人目を引く。の図式ばかりを追求していたようだ。結果。上っ面ばかりをいじり廻す癖が付いていた事を実感。街に溶け込む“美”。シックでオシャレで良く見るとかなりアクティブでもある。こんな感覚は私にはなかった・・・ダサク着飾る自分が見えた。

D`ARQUES社のクリスタル製の盃“Edo”とネーミングが入っているのでフランスから見た日本と解釈しました。盃の台座はカッテングで10角型で、葉っぱ模様のカットが杯の縁を取りまいている。このデザインだと、燗酒が合いそうです。
成形品で、それ程古いものではないが2・30年ぐらい前かもしれない。
もうひとつは、SAINT-GOBAIN社の灰皿です。なんと、重量2kgもあります。日本人の感覚からはブロックと言っても良いでしょう。ガラス製品の世界的メーカーです。確かルーブル美術館のクリスタルピラミッドや化粧品のボトル等。この重厚さが良い感じです。成形品ですが、ガラスの中の気泡の感じから50年以前のように思えます。あくまでも私の個人的感想なので、間違っていても、想像を楽しんでいると理解してください。
ベランダのミカンの葉っぱに、アゲハチョウが来て葉を食いつくし旅だって行く。たまに幼虫が多すぎて、食料難に陥る事も。不思議な事にミカンの木は食べられるのを待っているみたいだ。生茂った葉っぱが食べられて、葉が無くなると、元気な若葉を茂らせる。アゲハが卵を産みつける。この夏、3〜4回ほど繰り返しています。
ベランダと言う人工的な空間で、人為的に育てられたミカンの木。ある意味元気です。
京都府亀岡ダリハウスは、30年ほど前に人為的に作られた別荘地。至所にコンクリートの階段があり、自然の景観は無く、売買を目的とした別荘地がある。悲しいかなこの場所は、人々から忘れ去られ廃墟の別荘地として存在している。
30年もの間に、植物が人工物を取り込んで今に至・・・チュウリップも植えてみたがヒョロヒョロだった。朝顔もプランターに入れないと育たない、自然の過酷な環境である。
都会のベランダと廃墟の自然。どちらも。ゆっくりと成長しているようだ。
HPは、ぼちぼちと変化させますが、このブログは“かってにART”美と言うものを
お気楽に、つぶやきたいと思っています。
たとえば
コンビニ弁当やお惣菜の品質表示シールは、最小にして最大のデザインじゃないでしょうか。品名・品質・材料・値段・etcが詰め込まれた必要最小限の物。
それらをきっちりデザインすれば、質の良いパッケージが仕上がります。
言い方を変えれば“デザイン要素の元”が収まっているのです。単なる“美”ではなく“基本としての美”が存在しています。それをARTとしてながめるとどうでしょうか。
“かってにART”美は、そんな私のつぶやきの場です。
ま、ぼちぼちと・・・田利